あなたにとって「幸せ」とは

自分は何のために生まれてきたのか、人生において何を実現すべきなのか?

 

ということを考えたことがある人はいるかと思います。恐らくこれらの正解は無く、宗教や哲学の領域になると思うのですが、全ての人に当てはまるであろう答えがあります。

 

それは、「幸せになること」。

 

誰もが幸せになるために生きていると言っても過言ではありませんが、自分の幸せについて真剣に考えたことはありますか?

自分にとっての幸せとは何か、どういう状態であれば幸せと言えるのかを微細に描いた経験はありますか?

 

 私の経験では、ぼんやりと描いている人の方が圧倒的に多いです。とっても大事になことにもかかわらず。

自分が目指す姿を決めずに生きることは、目的地を決めずに出発して彷徨い歩くようなものです。もったいないですね。

 

 

幸せの定義は人それぞれなので、これまた正解はないのですが、幸せに関する研究はされています。ご自身の幸せについて考えるヒントになるかもしれません。

 

ポジティブ心理学創設者のマーティン・セリグマン博士は幸せの5つの要素をこう表現しています。

 

1. ポジティブ感情(Positive Emotion): 心地よい感情、快楽の感覚
2. エンゲージメント(Engagement) : 没入・没頭して集中していること
3. 意味・意義(Meaning)      : 人生の意味。何のために生きているのか
4. 達成(Achievement)       : 何かを達成すること
5. 関係性(Relationship)      : 周りの人々とつながっていること

 

この5要素の頭文字をとってPERMAとも呼ばれています。

1のポジティブ感情は分かり易いですね。快楽を感じているときは幸せですよね。

2のエンゲージメントですが、没頭できるほど集中できるものや好きなことがあるということは幸せですよね。私も、楽しい友人達と時間や、学生時代に面白いゲームに没頭していた時は幸せでした。

3の人生の意味や意義が分かっていないと、困難に直面した時に自分を見失うことがありそうです。逆に人生の意味や意義が分かって入れば立ち直りが早いかもしれません。

4の達成も分かり易い。目標を達成すれば幸せですね。

5の関係性も納得です。他人からの承認や尊敬を得られれば幸せですし、組織に属している安心感からも幸せを感じることができるでしょう。

 

これを私なりに解釈すると幸せの定義はこうなります。

 

「自分自身のミッション(人生の意味・意義)を見つけ出し、ミッションを実現する目標を設定・実行・達成し、楽しく信頼できる人々との関係を構築し、ワクワクする(没頭・没入する)ことを多く見つけ実行すること」

 

こう考えると、自分自身の幸せを描くのは簡単ではなさそうですね。じっくり自分と向き合い、自問自答を繰り返し、想像力を発揮する必要がありそうです。

 

逆に考えると、それだけの時間を費やして完成したものは貴重なものです。是非やってみてください。

 

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